2012/04/06
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「Shinji Yamashina」

 

DIGLOOPSにてチェロをフィーチャーしたチェロサウンドコレクション「Cello Sounds Ⅰ」「Cello Sounds Ⅱ」「Cello Sounds Ⅲ」をリリースしたShinji Yamashina氏にインタビューを行いました。
――音楽(楽器)始めたきっかけは何でしょうか?
Shinji Yamashina(以下Shinji): 中学に入学する時に本当は自転車を買うはずだったんだけど、そのお金で、安いガットギターを買ってギターを始めた。

 

Classic Guitar 1 Classic Guitar 2

――自転車を辞めてギターにいったのはなぜでしょうか?
Shinji:バンドブームだったし単純にモテたかったんだと思う(笑)。本当はエレキが欲しかったんだけど、「クラシックギターを弾けないと、エレキなんて弾けないよ」と、母にいわれて、ガットギターにしました。
あの時なんで、母がそういったかはいまだにわかんないけど、おかげで、この歳になって気がつくとエレキよりガットのギターの方が俄然好きになっちゃった。

 

――なるほど。今回DIGLOOPSにてチェロのサンプリング音源を制作されてますが、最初ギターを始めたのにチェロを演奏するようになったきっかけは?

Cello Sounds Ⅰ Cello Sounds Ⅱ Cello Sounds Ⅲ

Shinji:ギターって、コードが弾けるので、「面」のイメージなんですよ。
野球が「線」であるバットで、球を打つのに対し、テニスが「面」であるラケットで球をうつイメージ。それがすごく嫌になって、「線」で音楽をやりたいと思ったのがきっかけ。
それで最初はウッドベースをやってたんだけど、今度はもっとカウンターの楽器がやりたくなって来た。
トランペットもやってみたけど、なんか息を吹いて音を鳴らすのに違和感があって。僕にとって楽器が身体に近づきすぎると、ちょっと違うかなぁーって。それでチェロを始めた感じ。

 

――好きなチェリストは居ますか?
Shinji:チェリストの生き方としては、パブロカザルス。
おじいちゃんで、若い姉さんと結婚してるあたりも最高!(笑)あのリズム感はラテン民族ならではなのかな。
只、よく聞くのは堤剛さん。一つ一つの音に乗っている意志が半端ない。うまさではなく、音の存在の強さに魅力を感じる。もちろん、めちゃくちゃうまいんですけどね。

 

――チェリストとして一般的に知られているのはヨーヨーマとかでしょうが、ヨーヨーマはどうですか?
Shinji:ヨーヨーマはテクニックと、音のきめ細かさは抜群だけど、ちょっとうますぎる。
これはきっと僕の問題なんだろうけど、どうしても耳で聞いてしまう。体で感じる前に、技術が高すぎて耳が過剰に反応しちゃうのよね。

 

――チェロは独学で始めたんですが?それとも誰かに師事したりしたのでしょうか?

Shinji:独学です。YouTube とか観ながらね(笑)でも、機会があればちゃんとしたクラシックの人に習ってみたいし、独学がいいとは思っていないよ。習うのが必ずしもいい訳じゃないしいろんなタイミングかな。
でも習うならできるだけ優しい美人に習ってみたいね(笑)

 

――チェロを演奏する面で苦労はありますか?
Shinji:どんな楽器でもそれなりの苦労があるので、特別チェロで苦労したことはないかな。
弓で弦を弾くってけっこう繊細で、ギターとかをピチカートするのに比べると、精神的な緊張や、集中力なんかがダイレクトに弓に伝わって、音そのものがちゃんとならなくなる場合があるので、弾く前に自分自身を良い状態に持っていくのは気を配ってるかな。

 

――そういえばShinjiさんは二胡の演奏もされるんですよね?
Shinji:そうですね。二胡もやってました。でも今はチェロがメイン。あとピアノも触るかな。。。只、一番うまいのはギターかもって最近思う。

 

Electric Guitar 1 Electric Guitar 2

――作曲するときはどんな風にすすめていきますか?
Shinji:とても極端で、漠然と楽器を持ってキーだけ決めて、ドーンって録音しながら弾いちゃう。この時は、まず曲名が先に決まってないと失敗する。
あとはどんなアレンジでやるかとか、楽器編成とか考えずに、ピアノ一本で楽譜書いて作曲する。これはどっちかっていうと、転調とか、和声とかで遊びたい時にやる。「作曲」ってかぎカッコを付けるのはこっちの方法かな。

 

――soundcloudにアップしているShinjiさんのトラックの中で一番のおすすめは何ですか?
01 MACONDO by shinji yamashina

Shinji:ギターと、チェロとピアノを全部自分でやってるんだけど、全部楽器が、同じ方向を向いていて、一番自分の思う音楽に近いのかなぁと。

 

――ちょっと話しは変わりますがこれからの時代、アーティストが生きていくうえで必要なものは何だと思いますか?
Shinji:愛ですよ。愛。それも美人の。
あとはワイン。

 

――ありがとうございました。では最期に今回DIGLOOPSにて発売「Cello Sounds」についてなにか伝えたいことはありますか?
Shinji:チェロっていう楽器は、ミックスの時とかにとても苦労すると思います。
なんせ混ざりにくい。でも、うまくやればシンセでは絶対出せない音圧が出るので、是非挑戦してみて下さい。あと、SOUND CLOUD気に入ったらフォローよろしく。

http://soundcloud.com/7th-hospital