2015/11/05
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー:HAJIMETAL

2015年8月にセカンドソロアルバム「SUPER SOLO 2」リリースし、さらには2015年10月にシンセサイザーガレージパンクバンドと称したガレージパンクバンド「Ryoma Maeda & Romantic Suiciders」にショルダーキーボードで参加するなど、精力的な活動をみせるコンポーザー、キーボードプレイヤーHAJIMETAL氏にインタビューしました。
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-キーボード(鍵盤)を始めたきっかけは?
HAJIMETAL: 5歳の頃に近所のピアノ教室に通ったのがきっかけですね。家にYAMAHAのアップライトピアノがありました。
 

-何年ぐらいピアノ教室は通っていたんですか?どんな曲を弾いてました?
HAJIMETAL: 一人暮らしする直前、20歳ぐらいまで習ってました。
練習曲をこなすレッスンにつまずいてしまったのですが、先生からビートルズの「LET IT BE」を勧められ、それを弾いた時に覚醒しました。
以降は、相談して、自分の好きなポップス、クラシックの曲を弾いていました。ポップスは例えば、Kiroroの様な当時のヒットチャートの曲、クラシックは例えば、バッハ、ドビュッシーとか。
 

-ハジメタルさんといえばメタル好き!というイメージですが、ギターとかベースとかドラムにはいかなかったんですか?
HAJIMETAL: ギターはやってましたね。でも「君にはギターは似合わない」とよく友達から言われたのでやめました。
 

-ガハハハハ(笑)辛辣なひと言!ちなみに初めて買ったシンセは何ですか?
HAJIMETAL: Roland XP-30ですね。買った理由は忘れたのですが、持ち運びが軽いからだったような気がします。
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-今、もっているシンセ(ソフトシンセも含む)中で一番お気に入りのシンセは?
HAJIMETAL: Dave Smith Instruments の Prophet ’08 ですね。
近年の自分が手がける音楽のほとんどで使用しています。
元々、パッド系の音が好きだったのですが、これを手に入れてから他のシンセのパッド系の音に満足できなくなりました。

 

-Prophet ’08はファーストアルバムからのMUSIC VIDEOにも登場してますね!今年の8月に2nd ソロアルバム「SUPER SOLO2」をリリースされましたがアルバムのコンセプトは?
HAJIMETAL: 「ノイズとポップ」という2つの異質な音が同居する非常にカオティックな印象のアルバムです。と同時に、最後には聴き手をやさしく包み込む作品を目指しました。
 

-ノイズはHAJIMETALさんのルーツの中にあるのですか?
HAJIMETAL: ボアダムス、ネイキッドシティー、ブルータルトゥルースなどなど。。

 

-このアルバムは主にどんな機材で作られましたか?
HAJIMETAL: Dave Smith Instruments の Prophet ’08
ARTURIA のMINIBRUTE
Rolandの TR-8
Rob PapenのRAW
Sequential Circuitsの Prophet-5
YAMAHAの CP1
Ableton のLive 9のソフトシンセ
です。

あと、iPhoneで録音した環境音、
実家にあった古いカセットテープの音をサンプリングしたりもしました。
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-曲作りはどのようなプロセスで進められたんですか?
HAJIMETAL: 曲によるのですが、鼻歌みたいなところからできることもありますし、シンセを弾いていてできることもあります。
アルバム収録曲の「GIRI GAL」なんかは歌詞からできていますね。

歌モノの時は、仮でもなるべくメロと歌詞を同時に思い浮かべるようにします。
その時は楽器を使用せず、歌えることを想定して鼻歌から作るようにしてます。
 

-なるほど、たしかにアルバムの中の歌モノは鼻歌で歌いやすいですね。SUPER SOLO2 制作過程での印象深いエピソードなどありますか?
HAJIMETAL: ソロと言いながらもゲストボーカルの方を呼んだことですかね。
小川美潮さんは、伝説のボーカリストで自分の曲に声がのった時は鳥肌が止まりませんでした。
金子理江さんは、その未知数な可能性と抜群のセンスの良さ、声質の良さに本当に驚きました。
 

-HAJIMETALさんは歌モノのレコーディング時、ボーカリストの方にはわりとお任せな感じですか?それとも細かくイメージが出来上がってて、それに忠実に歌ってもらうタイプですか?
HAJIMETAL: まずは各自が考えてきたことを尊重します。その上でディレクションします。
 

-hiroponn(ex.無職)のキャラクターも強烈ですね!
HAJIMETAL: hiroponn(ex.無職)はポエムだけ聞いた時、自分も病んでしまいました。
彼は10歳年上の大学の先輩なのですが、当時数年間仕事もせず引きこもっていたので、凄いパワーでしたね。
 

-ミックス・マスタリングはどのような形で進められましたか?
HAJIMETAL: ミックスの井上勇司さんのミックス、憧れの砂原良徳さんにマスタリングしてもらったことはこの作品の完成に不可欠でした。

-その辺をもう少し詳しく聞きたいのですが、アルバム全体のミックスのイメージ、マスタリングのイメージとか具体的に指示したりしましたか?
HAJIMETAL: Chilly GonzalesのIvory Towerのようなバランスがミックスでは理想でした。
井上さんは、よく仕事をしていて信頼しているので、リクエストしたら後は、いい感じに仕上げてくださります。
マスタリングは完全お任せですね。
完成後、砂原さんからは幾つかアドバイスも頂きました。
1番録音状態が良いと言われたのは「GIRI GAL」で、他の曲では帯域の話、ピークポイントの話を頂きました。それを含めて貴重な機会でした。

 

-なるほど、そんな形であのアルバムは制作されたのですね
HAJIMETAL: あと、MV撮影の前の日に泥酔して財布と携帯と家の鍵を全部紛失しましたね(笑)。
 

-ガハハハハ(笑)そういえば、メンバー全員酒豪でも知られる(笑)Ryoma Maeda & Romantic Suicidersの1stアルバムも10月21日にリリースされましたが、このアルバムのレコーディングでは主にどのような機材を使っていますか?

HAJIMETAL: バッキングはRob PapenのRAWを歪ませたり、
ソロフレーズはARTURIA のMINIBRUTEを歪ませたり、
パッド系はDave Smith Instruments の Prophet ’08 大活躍しましたね。
もちろん、全部歪ませましたよ。

 

-ガレージ魂というわけですね!シンセの音色作りはどのように進めますか?
HAJIMETAL: 既に出来上がってるトラックに対して、いろいろ試行錯誤しながら重ねていく感じですね。
違うなと思ったら途中で変えたりすることもあります。それの繰り返しですね。
 

-具体的にお気に入りの音色、音色作りのテクニックなどありますか?
HAJIMETAL: プロフェット特有のフィルターを絞ったパッド音が好きですね。
坂本龍一さんの戦メリのサントラで聴けるシンセ音がお気に入りなので頭の片隅にあります。
それと同時にglobeの小室哲哉さんのシンセも大好きなんで、それを足した感じを念頭に
シンセのつまみを弄ってますね。テクはないです(笑)。
 

-Ryoma Maeda & Romantic Suiciders のアルバムの中でどの曲がおすすめですか?聴きどころなどありますか?

HAJIMETAL: 頭2曲のRunnaway GirlsとFancy Riderの畳み掛けは凄いと思うのでオススメです。あと本編ラストのFlow Balladですね。
あと、Fancy Rider(TK風remix)はDJする機会があったらかけたいです。

 

-今後の活動について、予定、目標などありますか?
HAJIMETAL: 東京ドームでライブすることですね!あとはマディソンスクエアガーデンですね!
 

-すばらしい!今後とも活躍を期待してます!

(インタビュアー:Steve Havis)


HAJIMETALプロフィール

image-profile

1983年4月26日生まれ。大阪府出身。2004年、パンクバンド「ミドリ」に加入。2010年末の解散まで鍵盤奏者として活躍。解散後は、松江潤、西浦謙助と「誰でもエスパー」を、Ryoma Maeda、キムラシゲユキと「Ryoma Maeda & Romantic Suiciders」を結成。

実写版『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』の映画音楽を担当。

「SCANDAL」などさまざまなアーティストへの楽曲提供、サウンドプロデュース、ライブサポート、CMおよび舞台音楽制作、DJ、トークイベント活動といった幅広い分野で頭角を現している。
■オフィシャルサイト




2013/03/07
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー:JaQwa

DUBSTEPプロデューサー/リミキサーJaQwaによるサンプリング音源遂にリリース!
発売を記念して大量の世界中の音源をdigりまくるdigcloudの話しや最初に買ったシンセのエピソード、remixの制作方法など興味深い話しをメールインタビュー!

 

 

■JaQwa Bass 1 / ■JaQwa Bass 2 / ■JaQwa Bass 3 / ■JaQwa Drum 1 / ■JaQwa Drum 2 /
■JaQwa Fx 1 / ■JaQwa DrumLoop 1 / ■JaQwa DrumLoop 2 / ■JaQwa Synth 1 / ■JaQwa Synth 2 /

 

上記のワンショット&ループ音源よりセレクトしたお得なセット商品も同時リリース!
■セット音源各種
■JaQwa Set1 / ■JaQwa Set2■JaQwa Set3■JaQwa Set4■JaQwa Set5■JaQwa Set6■JaQwa Set7■JaQwa Set8■JaQwa Set9■JaQwa Set10

 


 

–最初に買ったシンセは何ですか?
JaQwa:15歳の時、QuasimidiのSiriusをどこぞの通販広告に騙されて買いました。シーケンサーも内蔵したオールインワンでしたし、ボコーダーはついてましたし、夢だけは広がっていた記憶があります。先にCubaseを購入していたので、素材作り専用機としても使っていました。もうこの会社は倒産してありません。
 
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ミニマルテクノの制作がしたかったのですが、これは完全にトランス製造機です。それぐらい当時は知識がありませんでした。もちろんストロングスタイルでは戦えないクズ機材です。愛すべきハズレという感じです。
 
–JaQwaとして活動するようになったをきっかけは?
JaQwa:2001年に初めてクラブイベントを開催しようという運びとなり、大量にいろんな名義を作って使い分けていましたが、他人から読み間違えられたり省略されたりで最終的にJaQwaで落ち着きました。そういった理由から、自分で名付けた感が薄いので気に入ってはいます。
 
–今回digloopsの素材制作はどのような機材・ソフトで作りましたか?
JaQwa:Ableton Live8、NI Massive、NI FM8を主に、いろんなVSTiでひと通り遊んだ後、Ozone5で整えています。
 
–お気に入りのソフト・プラグインなどありますか?
JaQwa:Ableton Liveはバージョン4から使っていますが、Cubaseから移行した時の衝撃は今でも忘れません。
文句や要望は死ぬほどありますが、結局使い続けるんだと思います。プラグインはVoxengoがフリーVSTの中では長く使っています。
 
5geneを設立したきっかけは?
JaQwa:クラブイベントの開催を機に、バンドを組むような自然発生的なノリで僕が同世代の変なクリエイターをまとめたのが始まりです。初期メンバーは今となっては僕しかいませんが、初期衝動や活動ベクトルは今でも変わりないと思っています。今後はプロダクションとパーティーメイクのレーベルにしていこうと思っています。
 
digcloudを始めたきっかけは?
JaQwa:15歳の時クラブミュージックと本格的に接触し、制作を始め、17歳でBreakcoreというジャンルに出会います。
このジャンル、もちろんリリースもたくさんあったのですが、情報もフォロワーも少なすぎたのでインターネットを使うしか最速の情報は得られませんでした。とにかく最速で情報が欲しかったわけです。
その頃からの習慣で、いまでも日常的にインターネットを介して自分にとっての世界最強をほぼ最速で探し続けています。
そのうちに自分の仲間の似たような数名がTwitterで情報を流し始めたのですが、Twitterでは情報が流れてしまって定着しない、これはもったいないと思い、今の仕組みを発案しました。
他のmp3ブログやフォーラムなどのアンテナサイトが、写真や活字も含めて作家や楽曲を紹介している中、
「結局は文章全部すっ飛ばして再生してから決める」「再生した上で好きだったら、そこから調べだす」という感じの人がほとんどだろう、ということで、再生ボタンだけがいっぱい並んだコンテンツにしました。面白がっていただく方もたくさんいらっしゃってありがたいです。
 

–remixはどのような手順で始めますか?
JaQwa:先にも挙げたように、日々大量のトラックをdigってますので、数秒聞いただけでなんとなくその曲が好きか嫌いか判断できるようになりました。それと同様に、自分が好きと感じるのはどういう部分なのかも決まってきています。それにハメるだけです。特にやりやすい曲に関しては、初めて再生したその瞬間から頭のなかでレイヤーを重ねていってる感覚です。世界中に散らばってるかっこいい曲から色々拝借して組み合わせてるだけです。
 
–最近注目しているアーティストは?その魅力は?
JaQwa:それが多すぎるし、毎日変わるのでdigcloudを続けています。
 
–今後の予定、またはどんな活動をしたいかなどあれば
JaQwa:アルバムリリースに向けて楽曲制作をしながら、いろんな方に声をかけていただいてRemixやエンジニアとしてやらせてもらっている現状なので、そのうち一気に世に出ると思います。
その上で、今自分が唯一主催としてやっているBASS UPというパーティをもっと盛り上げて行きたいなと思っています。要はインターネット以外でのdigcloud的動きです。

–ありがとうございました。
 
 


 
■JaQwaプロフィール
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大阪でのクラブシーンでの活動を経て、現在は東京に拠点を移し活動する。2002年より同世代の才能を集めエクストリームエンターテイメント集団5geneを設立。 主な活動はオーガナイズ、トラックメイク、DJ、WEBデザイン、平面デザイン、ラジオのパーソナリティなど。パーティ「ドゲバルト」「BASS UP」、DIGブログ「digcloud」を主催、企画立案。

House、Dubstep、Drumstep、Glitch Hop、 Electro、Hip Hop、Drum & Bass、Breakbeats、Jungle、 Metal、Breakcore、Hardcoreと幅広いジャンルから最もいびつで面白い部分を抜き出し再構成するスタイル。

現在まで自主制作、国内インディーズレーベルのコンピレーションへの参加などを経て、 2011年、UKレーベルelektrikbeatzからDubstepトラックのリリース、 アメリカ老舗ネットFMであるGlitch.fmへのミックス提供、 国内ネットレーベルMaltineにてSubmerseのリミックス、 ミクスチャーバンドUZUMAKIのオフィシャルリミックス、 ヒップホップユニット裸絵札のリミックス、2013年、DJ BAKUの楽曲の初のオフィシャルリミックス、ニューヨークのaLLriGhT ReCorDsからBassline/Fidget Houseのリリース、 アメリカDubstepレーベルの中でもトップセールスを誇るPlay Me Recordsのリミックスコンテストで優勝。 念願のEPリリースを果たすなど、 国内外レーベルにも多数トラック提供を行い、各所で非常に高い評価を得ている。

 

■オフィシャルサイト
http://5gene.org/
■digcloud
http://digcloud.tumblr.com/


2012/12/10
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「RIOW ARAI」

ビートマエストロ「RIOW ARAI」氏によって制作された51個のビート集「RIOW ARAI 51BEATS 」がDIGLOOPSにて販売開始!発売を記念して最初に買ったシンセのエピソードや今回のビート集の制作方法など興味深い話をRIOW ARAI氏にメールインタビュー!

 

 


 

 
RIOW ARAI 51BEATS
http://www.digloops.com/index.php?main_page=product_info&cPath=102&products_id=295

 


 

–最初に買ったシンセは?
RIOW ARAI:14歳の時にRoland SH-101を買いました。理由は当時まともなシンセの中で一番安かったので。モノだし、音が気に入ったとかではないです。しかし名機であり、結果的には正解でした。ずっと売らずに持ち続け、頻繁に使ってないのにもかかわらず、思い立って今年初めてオーバーホールに出しました。
 
–RIOW ARAIとして活動するようになったをきっかけは?
RIOW ARAI:FROGMAN RECORDSにデモテープが認められたのがきっかけです。95年、レーベル初のコンピに参加して、翌年ファーストアルバムを出しました。そこまでは「RYO ARAI」で、その翌年から「RIOW ARAI」に変更。
 
–今回digloopsの素材制作はどのような機材・ソフトで作りましたか?
RIOW ARAI:以前のアルバムで使用していたSP1200→ASR-10を通した音をMacに入れてあったので、全てそれらの素材で、いつものDigitalPerformerでシーケンスしました。
 

 
–最近のお気に入りの機材・ソフト・プラグインなどありますか?
RIOW ARAI:Aurtria V COLLECTION 3を買いました。
 
–ライブ時の使用機材は?
RIOW ARAI:CDJかMacBook、出るイベントのプレイ内容によって変わります。
 
–トラックを作るときはどういった手順で作ってますか?
RIOW ARAI:サンプル中心のトラックはビートから。シンセ中心のトラックの時は上モノから。
 
–最近注目しているアーティストは?
RIOW ARAI:その時々で聴きたいものを聴いてるだけなのでいません。
 

 
–今後の活動予定は?
RIOW ARAI:とりあえず次のアルバム制作です。
 
–ありがとうございました。
 
 
■RIOW ARAIプロフィール


オフィシャルサイト  / SoundCloud / twitter /

1969年生まれ、東京都出身。トラックメイカー/プロデューサー。
ブレイクビーツ/エレクトロ/テクノ/ヒップホップ/エレクトロニカ等の作品を日・英・米のレーベルでリリース。
96年ファースト・アルバム『Again』(Frogman)をリリース。
98年『Circuit’72』、
99年『Mind Edit』、
01年『Beat Bracelet』と3枚のアルバムをsoup-diskよりリリースし、リョウアライのトレードマークと言える骨太なブレイクビーツと神業の如きエディットスタイルを確立する。
03年『Mind Edit』がUKのLeafよりライセンスリリースされ海外でも注目を集める。同年、『Mind Edit』に12インチ『Mind Syndicate』の音源を追加した『Mind Edit Syndicate』としてリイシュー。さらに、12インチ『iBeat E.P.』と、アルバム『Device People』をリリース。
04年『Rough Machine』、
06年『SURVIVAL SEVEN』、
07年『Electric Emerald』と3枚のアルバムをLibyus Musicよりリリース。

ソロアルバムの他にツジコノリコとのユニットRATNやラッパーNONGENETIC(Shadow Huntaz from LA)とのコラボレーションアルバムをリリース。
多数のコンピレーションへの参加やリミックスなどを手掛ける他、PLAYSTATIONのゲームソフト『フロントミッションオルタナティヴ』の音楽制作、TVアニメ『交響詩編エウレカセブン』のサントラに参加。
sonarsound tokyoやLOW END THEORY JAPAN他、LIVEやDJで幾多のイベントに出演。

09年4月に5人の女性ボーカリストをフィーチャーした『R+NAAAA』(disques corde)をリリース。7月にREDSOUND名義でGRIND DISCO(aka イルリメ)とのスプリットアルバム『DRAG AND DROP』(Imagined Records)をリリース。11月に通算9枚目となるアルバム『Number Nine』(disques corde)をリリース。
10年、USTREAMの人気チャンネルDOMMUNEにて3時間単独LIVEを決行。
11年、初のセルフレーベル・rar(アールエーアール)を立ち上げ、 配信限定によるリイシューアルバム『bitter beats 2011』のリリースを経て、10枚目のソロアルバム『graphic graffiti』をリリース。
2012年春、1枚のCDにMP3を300曲収録した『MP300』をオンライン限定でリリース。


2012/11/25
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「Ryoma Maeda」 ///後編

world’s end girlfriendプロデュースによりVirgin Babylon RecordsよりリリースされたRyoma MaedaのNEWアルバム「FANTASTIC SUICIDE」のオープニングトラックでもある「I Want To Your Joke」パラデータをリミキサー・トラックメーカーの為にDIGLOOPSにてフリー配信中(終了しました)のRyoma Maedaへトラック制作の秘密と解き明かすインタビュー後編!
■インタビュー前編はこちら
 

 
■I Want To Your Jokeパラデータフリーダウンロード(終了しました)
 
■アルバム購入
オフィシャル / Amazon / Tower records / HMV /

 

 


 

■Ryoma Maedaインタビュー前編はこちら
 
–尊敬するアーティストはいますか?
Ryoma Maeda(以下Maeda):あまりパッとは思いつかないんですが、マイクパットン、マックスツンドラ、マエダトモノリは三大天才「マ」!と勝手に呼んでます。
 
–マエダトモノリ?
Maeda:あ、広島カープの天才打者「前田智徳」です。
 
–たしかに野球選手もアーティストといえばアーティストですね。。。マイクパットンの作品で一番のオススメは?
Maeda:Mr. Bungle「Squeeze Me Macaroni」ですね。 これが一番最初に聴いたマイクパットン関連作品だったと思うんですが、衝撃でした。
 
–ではマックスツンドラは?
Maeda:マックスツンドラはどの曲がよいというよりは「Parallax Error Beheads You」ってアルバムがすごい好きです。
 
–では前田智徳のおすすめのエピソードは?
Maeda:「打席に立つ目的は?」と聞かれて、「理想の打球を打ってみたい、ということかなぁ」と言ったというエピソードですねー。ちなみにwikipediaで見ただけなんですが・・・。
 

–今回のアルバム「FANTASTIC SUICIDE」のコンセプトはどのようなものですか?
Maeda:内向的な少年が脳内の中でフェス/カーニバルを繰り広げてて、その中でアート、少年の暴力性、性欲などが入乱れている世界観というのがまずありました。でもそこから抜け出したいという欲望ももっている状態というのがこのアルバムで表現したい本当の世界観なんです。
人生なんてたいして面白くないんだから自分で面白がったほうがいいでしょ?みたいな・・・・。
 
–よくわかったようなわからないような・・・・
Maeda:ま、ひとつだけ確実にいえることはこのアルバムはすごいポジティブなアルバムです。これは本当に素直に思うんですが、聴いて楽しい気持になってもらえたら嬉しいです。なんか簡単な言葉で言うとすごいかっこ悪いような気もしますが、最近はどんどんシンプルな気持でそう思うようになりました。
 
–ライブはどのような形でやりたいですか?
Maeda:ドラムを入れて、ショルダーキーボード持ったオレも含めたメンバーが2人、みんな皮ジャン着てって感じでギターウルフのシンセ版みたいなのをやりたいですね。オールナイトでぶっとばしたいです。
 
–具体的なライブの予定はありますか?
Maeda:12月21日に京都メトロでリリースパーティーをやります。あと、まだ具体的には日程決まっていませんが来年に東京でリリースパーティーをやります。
 
–今注目してる機材、ソフト等ありますか?
Maeda:具体的に何かというのはないんですがKinectとMax for Liveとかを組み合わせたプロジェクトとか面白いなーと思います。具体的なアイディアはまだありませんが。
 
–では最後に今回のアルバム「FANTASTIC SUICIDE」の中で一番のオススメはどのトラックでしょうか?
Maeda:全曲カラーが違って全曲おすすめですが、評判がよいのは最後の曲「Are You Experienced? (in my life)」ですね。

この曲は最初、後半部分のポエトリーディングは入っていなかったんですが、ある日、酔っ払って夜道を散歩してるときにふと思いついて”変態倦怠文筆家”今西君に電話して急遽書き下ろしてもらいました。
数週間後出来上がってきた詩を読んだらアルバムの世界観をガンガン増幅させるような詩で興奮しました。
そしてその詩を「昭和の未来」ちゃんに読んでもらったら見事にピッタリとハマッて、ジャケとの世界観、音との世界観、詩の世界観とすべてが奇跡的にリンクしていってこれはアルバムを代表する曲になるなと確信しました。
 
–ありがとうございました。
 
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オフィシャル / Amazon / Tower records / HMV /


2012/11/17
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「Ryoma Maeda」 ///前編

world’s end girlfriendプロデュースによりVirgin Babylon RecordsよりリリースされたRyoma MaedaのNEWアルバム「FANTASTIC SUICIDE」のオープニングトラックでもある「I Want To Your Joke」パラデータをリミキサー・トラックメーカーの為にDIGLOOPSにてフリー配信中(終了しました)のRyoma Maedaへトラック制作の秘密と解き明かすインタビュー前編!
 

 
■I Want To Your Jokeパラデータフリーダウンロード(終了しました)
 
■アルバム購入
オフィシャル / Amazon / Tower records / HMV /

 

 


 
–初めて買ったシンセは何ですか?
Ryoma Maeda(以下Maeda):YAMAHAのV50ですね。FM音源とシーケンサーの付いたワークステーション型でした。

 
–それが初めての打ち込み体験となるわけですか?
Maeda:いや、初めて手に入れたシーケンサーは中学生の時に買ったYAMAHA QY10でした。大きさがVHSのビデオテープサイズという・・・・。
僕の住んでたとこは離島で楽器店がなかったので通販で買ったんですが、QY10が届いたその日はちょうど風邪をひいてて寝込んでいたんですが、
あまりの嬉しさに寝床から起きて夜遅くまで打ち込みをやったの覚えてますねー(笑)それで風邪が治りました。

 
–その頃はどんな曲を作っていんたんですか?
Maeda:YMO全盛の頃は全然世代ではないんですが、YMOが再結成した頃だったのでYMOのパクリみたいなもんです。
高校生ぐらいからはインダストリアルが全盛だったのでその辺りからハードな方向が好きになってきました。
あ、今思い出したけどSoft Balletの藤井麻輝とBUCK-TICKの今井寿がやってたユニットSCHAFTがすごい好きで、
歌モノ作るときは基本ボーカルにZOOMのマルチエフェクトでディストーションかけてました!!(笑)

 
EeLの「Little Prince」とかのボーカル処理はその頃からの影響でしょうか?
Maeda:まさに!その通りです。歪み系のエフェクトが好きでついつい色々なものにかけてしまいます。

 
–歪み系でお気に入りのプラグインとかありますか?
Maeda:Plus-tech squeeze boxのハヤシベくんとTropico Qやってるときに教えてもらったんですが、SoundToysのDecapitatorとか好きですねー。
今回の「FANTASTIC SUICIDE」のトラック制作でも結構使ってます。

 
–ニューアルバム「FANTASTIC SUICIDE」の制作ではどんなシンセを使いましたか?
Maeda:ピアノ系はほぼMOTIF-RACKです。ピアノ系はYAMAHAが一番好きです。あと実はフリーのソフトシンセも結構使ってて、有名なソフトですけど、Synth1は歪ませたシンセの音にして使ってます。
あとフリーソフトではE-MUのProteus VX。そのままではちょっと音薄いかなーってとこもありますが、コンプで持上げたり、またまた歪ませたりして使ってます。
かっこいいトラックにできるかどうかは、フリーなソフトだろうが高価なソフトだろうが結局は使い方しだいだと思っているので特に分け隔てなく使ってます。

 
–トラック制作の手順は色々だと思うんですが、ちなみにDOGLOOPSでパラデータフリー配信中(終了しました)の「I Want To Your Joke」はどのようにして生まれましたか?
Maeda:あれはまずメインとなる主題メロ6小節Aパターンをピアノで弾いて作りました。なんでメロに若干ブルーノートが入っているのは手癖的なものですね。アレンジイメージとしてはなんとなくアメリカンルーツミュージックの雰囲気は頭の中にあったのでウッドベースとドラムを仮で入れて、ある程度その6小節で全体の雰囲気を作りました。
その後、展開がほしいので8小節の展開Bパターンを考えて、あとはバンド的な発想でAパターンとかをBパターンの進行の中で楽器のソロ回し的なものを入れていきました。
最後に盛り上がって大団円にしたかったのでボーカル入れるアイディアを最後の最後に思いついて、ついでにジャクソン5の「I WANT YOU BACK」を引用したメロを入れたら面白いんじゃなか、と思って入れてみたらピッタリで、コレだ!とアガりました。

 
–トラック制作のペースは早いほうですか?
Maeda:人のペースがどれくらいかわかりませんが、毎回めちゃくちゃ悩みます。サクっと出来上がることはほぼないです。只、どんな曲でもコレだという、、、
なんというかブレイクスルーの瞬間が必ずトラック作ってるとあって、それが来てからはご飯食べるのもトイレ行くのもめんどくさくなるくらい集中して何時間もぶっ続けで一気に作っていきます。その領域に入るとある意味早いです。

 
–トラック制作にこれは欠かせないという必要なものはありますか?
Maeda:3つあって、一つ目はバランスボール。数年前から椅子代わりに使ってますが制作するときに立ったり座ったり、部屋歩き回ったり、ボール蹴飛ばしたりしながらトラック作るのにピッタリで気に入ってます。

 
–2つ目は?
Maeda:YouTubeですね。イメージを爆発させるトリガーになります。昔はよくテレビ付けたままトラック制作していたんですが、最近はもっぱらYouTubeです。
自分の頭の中が情報過多のほうが制作が爆走していくんです。只、さすがにミックスとか音チェック的な作業時は他の音は消してますけど。

 
–では最後に3つ目は?
Maeda:ダサい音楽家ですね。

 
–というのは?
Maeda:もっと正確に言うとダサい音楽作ってるくせにオレのCDより売れている人たちですね!(笑)
ま、別に人に認められる事が音楽やっていることの主目的はないけど、オレの「君をのせて」のリミックスより
めちゃダサいDAISHI DANCEの「君をのせて」のリミックスのほうが多くの人に聴かれてて、知っている人も多いのか、、と思うとふざけんな!って怒りの感情が沸いてきて制作のパワーになりますね。
なのでダサい音楽家は欠かせません!

 
 

Ryoma Maedaインタビュー後編はこちら


2012/10/11
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「YABEMILK」

DIGLOOPSにてサンプリング音源集「YABEMILK “85” 」をリリースしたYABEMILK氏にインタビュー。竹村延和氏がかつて運営していた伝説のレーベルChildiscからリリースにいたったエピソードやファーストシンセの思い出まで。個性的なサウンドを生み出すYABEMILKサウンドを解き明かします!

 

 


 

 
Yabemilk “85” / 800円
http://www.digloops.com/index.php?main_page=product_info&cPath=102&products_id=290

 

竹村ノブカズ主宰のCHILDISCからのリリース、クラムボンのアルバム「id」へのゲスト参加なので知られるYABEMILK氏によって制作されたサンプリング音源集!YABEMILKにより制作された49ビートループ+そのビートを使ったYABEMILKのオリジナルトラックを収録。YABEMILK独自のポップかつファニーなビートが満載!キュートなトラックに仕上げるのにピッタリのビート集です。

 


 

 

 

–最初に買ったシンセはどんなシンセでした?

YABEMILK:高校生の時にカシオのCZ5000というシンセを中古で。当時、電気グルーヴだった
まりんさんがシーケンサーも内蔵してるし、一台で曲作り出来るからオススメ!っと雑誌で言ってたのを真に受けて購入しました。

 


音源はチープながらも波形もいじれて面白かった。
けどシーケンサーはどうも馴染めなかったです。。。ちなみにその後、阪神大震災でスタンドから落下して死亡。。。

 

–おぉある意味ドラマチックな結末ですね・・・他に10代の頃好きだったアーティストはいますか?

YABEMILK:谷村有美が好きだったな。美人だし、声も曲も素敵だった。
アイドルではCOCOの追っかけっぽいこともしてました。
あと、今の自分がいるのは電気グルーヴの存在が凄く大きいです。
打ち込み音楽の奥深さと多種多様の手法。世界中の色んなアーティストを
知る切っ掛けにもなりました。

 

–YABEMILKとして活動するようになったのはいつ頃ですか?

YABEMILK:YABEMILKとして活動しだしたのはChildiscからデビューした時になります。

 

 

それが1999年で、その前から大阪や京都を中心にDJやライブ、パーティー等はやってました。

 

–Childiscからリリースしたきっかけは?
YABEMILK:当時大ファンだった竹村延和さんにデモテープを渡したのがきっかけで、テープを
渡して何日かしてから「とても良かったです!」っと葉書が届いて、、、、

 

–葉書ですか!渋いですね!
YABEMILK:それから竹村さんが出るイベントへ顔を出す度にデモテープ渡してたらコンピへ参加しないか?ってお誘いが来て、その後、今までもらったデモテープの曲からアナログを作ろうって話になりました。

 

–YABEMILKさんはライブでもアクティブなライブパフォーマンスをされてますが、ライブ時はどんな使用機材ですか?

YABEMILK:ローランドのCP-40というマイクの声をMIDI変換してくれるハードがあってそれを
用いてサンプラーやシンセを操作するライブを主にしています。最近では敷布団ほどの
大きさの学校教材用なのかな?MIDI出力の付いた鍵盤のマット(KAWAI 鍵盤マット)を
踏んで演奏をしたりしてます。

 

–ではトラック制作時の使用ソフト・機材は?

YABEMILK:色々な機材を寄せ集めて作ってますね。レコーダーはローランドのVS-2000です。
まだ懲りずにハード派です。

 

–トラックを作るときはどういった手順で作ってますか?

YABEMILK:以前はビートから作ってましたが最近は上物から作ることが多いかな。
数年前まではサンプラーをかなりの割合で多用してましたが最近はシンセで曲の輪郭を作る事が多いのでそれも影響してるかな。

 

–今後の予定、またはどんな活動をしたいか・・・などあれば

YABEMILK:ライブやDJを時々やってます。あと地元宝塚で行われる映画祭で安田謙一さんと一緒にトークショーなんかもしたりします。
今後はコンスタントに作品を出し続けて行くのはもちろんですが歌モノなんかも作ってみたいと思ったりしてます。

 

–YABEMILKさんの作る歌モノは面白そうですね!楽しみです。ありがとうございました。

 

■YABEMILKプロフィール


オフィシャルサイト  / SoundCloud / twitter /

1999年竹村ノブカズ主宰のチャイルディスクよりデビュー。これまで3枚の12インチ・シングルと4枚のフルアルバムをリリースして いる他、 ラップユニット、イルリメへの楽曲提供や竹村ノブカズのリミックスを担当。田中フミヤのミックスCDに楽曲が使用されたりクラムボンのアルバム 「id」にゲスト参加、サキタハヂメとのユニット「CACHA BOLT(カチャボルト)」や、NHK Eテレ 「シャキーン!」の楽曲「さーYOU!」の編曲など幅広い活動をしている。ライブも頻繁に行い、マイクでシンセサイザーやサンプラーを操る独特なライブパ フォーマンスで幅広いファンを持つ。グリッジ・テクノ、クリック・ハウス、トイトロニカ、デジタル・ヒップホップいった現在の最新エレク トロニック・ ミュージックとも リンクしたオリジナリティ溢れる摩訶不思議のビートの詰まった可愛くも クールなサウンドは電子音ファン・テクノ・ファン、エレクトロ・ファンに広くアピールする。


2012/06/18
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「Elegant Ferry」(後編)

DIGLOOPSにてサンプリング音源集Elegant Ferry Presents「Future Loops」をリリースしたElegant Ferryのメンバー3人(Hidenobu Ito / Uno / Mr.Plamo)へ前編に引き続きインタビュー後編公開!

 

 


 

Future Loops

http://www.digloops.com/index.php?main_page=product_info&cPath=102&products_id=278

 


 

 

 

–お気に入りの機材、またはソフトなどありますか?

Hidenobu Ito: エレガントフェリーではliveのみなので特にお気に入りなどはないですが、
以前はYAMAHA PSS-570、YAMAHA DX100、Roland JV-1000などなど。
他にもハードで好きな機材はたくさんありましたがほとんど処分してしまいました。

Mr.Plamo: Rane の Empath というDJミキサーを長らく愛用してます。
スクラッチ対応だけどラインが3chあり、出力も大きくて現場でも力を発揮します。

 

–ちなみにみなさんが最初に買ったシンセは?

Hidenobu Ito: YAMAHA PSS-570というミニキーボード。中1の頃近所の楽器屋で適当に買った物。
大雑把にざっくりパラメーターが動かせるFM音源って他に見たことが無いです。

Uno: YAMAHA SY77。
中学生のとき小室哲哉の影響もあって、当時小室が広告塔になってたYAMAHA EOS B500が欲しくて欲しくて。ショーウィンドウのトランペットを眺める黒人の少年状態でした。
パンフレットをもらってきて学校の机いっぱいにめちゃめちゃリアルにB500の絵を描いてそれを弾くまねをする毎日で(笑) 今でも全然描けると思います。
自分の小遣いで買えるような金額じゃなかったので、親に高校受かったら入学祝いに買ってやると言われ
それを励みに受験勉強を頑張ってた。

いざ進学して買ってもらえるとなった時に、地元高槻の楽器屋に行って実際にB500を触ってたんだけど横にSY77が置いてあって、なんかこれすごいプロっぽくていいなと。
やっぱりB500って入門機っていう位置付けもあってどこかちょっとオモチャっぽく見えて。シーケンストラックが16トラックもあるし、ホイールも3つある!ってなって。
これは後にテクノ作るようになってからだけど、モジュレーショホイール2にフィルターのカットオフを割り当てて、アナログシンセじゃないけどつまみをいじる感覚を味わえて良かった。
当時キーボードマガジンの広告とかで坂本龍一がSY77の広告やってたし、小室哲哉も「Digitalian is eating breakfast」のツアーのシンセソロパートで映画「天と地と」の「合戦」をSY77で弾いててすごいかっこ良かったので教授(坂本龍一)も先生(小室)も使ってるんだし間違いない!と思って無理言って買ってもらった。

自分はそういうとこあって、ドデカホーン買いに行ったのに横に会ったリバティがどうしても欲しくなったりして。本格的なやつ見ちゃうとそっちが欲しくなってしまう傾向がある。
(ドデカホーン=CDラジカセ リバティ=ミニコンポ)

Mr.Plamo: シンセは買ったことないです。
鍵盤が付いてるというところでは打込み用に購入した Novation ReMOTE コントローラーが最初かもしれません。

 

–10代の頃好きだったアーティストは?その魅力は?

Uno: 小学生の頃最初に好きになったのはTM Network。
その後SOFT BALLETとか聞いてて、10代後半のヒーローはProdigyとAphexTwinだった。

ちなみに小室哲哉の魅力は、誰が歌っててもそれとわかる小室節とかっこいいシンセの弾き方かな。
子供の頃は汗だくでギター持ってグワーンみたいにやるのってカッコ悪いと思ってて、
?はシンセに囲まれて軽やかですごいクールに見えた。フューチャー感というか。あとバブル感も子供心に憧れで。音的には「Digitalian is eating breakfast」の頃のキレッキレのデジタルシンセの音が一番かっこいいと思う。ファンにとっても賛否両論あるTKプロデュース期も自分はすごい好き。globeのトラックとかめちゃくちゃ音のクオリティ高いし。この頃の詩も良くて、当時学生だったからよくわからなかったけど、意外と社会に出てからの方がグッと来る内容なんじゃないかと。
当時敬遠してた人も聴き直してみることをオススメします。

Hidenobu Ito: 僕はプログレやらパンクやらたくさんい過ぎて絞れないですが、あえて一般的に知られてない方で言えばSEGAの林克洋さんって人の曲がすごく好きでした。魅力はベースラインです。
80年代の打ち込み使った音楽はなぜか全般的に好みです。

Mr.Plamo: 小6~中1くらいまでは BOOWY、中2~、姉の影響で Best Hit USA でよく流れてたDuran Duran、A-HA、Belrin、Pet shop Boys などもろ80’sアイドルテクノサウンド。
日本のミュージシャンでは聖飢魔IIやThe Boom、Buck Tickってむちゃくちゃですね。

高校からはHip Hopダンスにのめり込んだのでアレステッド・デベロップメント、パブリック・エナミーなどは聞いてましたが同時にXL Recordsのコンピに衝撃を受け、ハードコアテクノ(T99 や KLF )の高速BPMでHipHop を踊るという無茶をしていたこともありました。

ダンスチーム名も何故か Techno Walk、略して「T-Walk」「J-Walkが好きなの?」と言われました。

あと永井真理子も大好きでした。
これは単にショートカットが大好きだという理由です。(渡瀬マキもよかった!)

高校卒業後は2浪したのですがその間は、Junior Boy’s Own をレーベル買いするようになりました。
有名なところでは、Left Field や Under World、Dust Brothers(現ケミカル)です。

他にも、Orbital、US3、Jeasus Jones、そしてデリック・メイやホアン・アトキンスなどのデトロイトテクノなどよりクラブミュージック、特にテクノサウンドに興味を持つようになりました。

 

–今後の予定などありますか?

Hidenobu Ito: Elegant Ferryのライブが今すごく楽しいのでオファーがあればどんどんやっていきたいですね。

Mr.Plamo: いつでもDJでお誘いください!

 

–ありがとうございました

 


2012/06/12
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「Elegant Ferry」(前編)

DIGLOOPSにてサンプリング音源集Elegant Ferry Presents「Future Loops」をリリースしたDJ/ProducerユニットElegant Ferryのメンバー3人(Hidenobu Ito / Uno / Mr.Plamo)へインタビューを行いました。

 


 

Future Loops

http://www.digloops.com/index.php?main_page=product_info&cPath=102&products_id=278

 


 

 

–エレガントフェリーを結成するきっかけは?

Uno: 僕とMr.Plamoとはもともと大阪のRoketsでやってたパーティで一緒にDJやってて、2002年に上京してきたくらいに、Flyrecのイベントに遊びにいった時に先に上京してそのイベントでDJやってたMr.Plamoにイトウさんを紹介してもらって。。。

Mr.Plamo: その頃よく3人で飲んでて、なんとなくユニットやろうってことになったのがきっかけだったと思います。

Hidenobu Ito: ちなみに初期はドラムマシンでのお遊びっぽい感じで。

Uno: 全員ドラムマシン手打ちのセッションバンドやろうってことになったような。で、ユニット名も適当にエレガントな物ってなんだろうとか話してて、フェリーってエレガントだということでエレガントフェリーになった。今思うとフェリーって全然エレガントじゃないんだけど多分酔っぱらってるから豪華客船みたいなイメージと結びついてたんじゃないかと。タイタニック的な(笑)それが2003年くらい。

 

–結成後すぐにライブなどの活動を始めたんですか?

Uno: 初ライブはpasadenaの石本さんが呼んでくれた新宿の渋いライブハウスみたいなところで、僕がYAMAHA RY30、Mr.PlamoがBOSS Dr.Rythm、イトウさんがカシオトーンかなんか持ってきて、3人とも練習とか全然してなかったから当然メチャクチャで思い思いにリズムマシンのパッドを叩いてるだけで(笑)
間が持たないからカシオトーンにプリセットで入ってたデモソングみたいなの流したりして。あれはヒドかった。結局その形態でのライブはその一回だけで終わっちゃった。

その後Mr.DeとかDJアサルトとかのゲットーテックにはまったりしてゲットーテックっぽいトラックとか2-3曲作ったりしてたんだけど特に活動らしい活動もせずに2004年くらいには自然消滅みたいな形になってたと思う。

Mr.Plamo: 唯一リリースした音源は、Elegant Disc最初のリリースとなったUrara Hikaru
のアルバムの隠しトラックで3人の酔っ払いトークが入っているのみです。
主に当時の宇多田ヒカルの夫だった紀里谷和明について語っていました(笑)

で、2年前に僕(Mr.Plamo)の結婚パーティで、イトウさんとウノくんが二人でDJしてくれて、すごくいい感じで、その時に Jetsets の堀くんも来てて、今度3人でイベント出てよってこととなりElegant Ferry が8年越しに DJ として復活しました(笑)。

Uno: 今はオファーがあれば割とまじめに集まって練習とかやってます。

 

–Elegant Ferryのライブ/制作時の使用機材・ソフトは何を使ってますか?

Hidenobu Ito: 自分はableton liveとKORG nanokontrol2です。

Mr.Plamo: 僕のセットはNI Traktor、純正のX1コントローラ、iCon iDJコントローラです。

Uno: 僕はNative InstrumentsのTraktorを使ってます。
イトウさんのAbreton Liveで出してるビートとか土台に合わせてリアルタイムに上モノをMixしていく感じ。
制作時はほとんどDigidesign ProToolsとNative InstrumentsのKOMPLETEで作ってます。

 

–Elegant Ferryのトラックを作るときはどういった手順で作ってますか?

Mr.Plamo: Elegant Ferry全体としての担当は、キックなどのベースをイトウさんが仕込んで上音やメロディ系はUnoくん、僕はスクラッチなどで、SE的な効果を出したりたまに上音も乗せていきます。

Uno: 上モノはNI KOMPLETEの中からMASSIVEとかBATTERYとか適当にProToolsに立ち上げて打ち込んでます。大体2~4小節打ち込んだらそのまま別トラックにオーディオデータとして録音しちゃいます。それを繰り返して出来た素材を重ねたりエディットしたりして作っていきます。打ち込まずに既成曲の一部をエディットするだけの時もあります。3人それぞれの素材を現場でMixした時にちょうどいい厚みになるように、トラックというよりはシンプルなパーツをたくさん作る感じ。オリジナルと既成曲を使用したパーツの割合は半々くらいかな。

 

 

>>後編へ

 

Elegant Ferry

・twitter

 

 



2012/06/09
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ターンテーブリストOrganインタビュー

DIGLOOPSにてスクラッチサウンドサンプリング音源集「Scratch Sounds 1」をリリースしたターンテーブリストOrgan氏へインタビューを行いました。

 


 

 

Scratch Sounds 1

ターンテーブリストOrganによるスクラッチサウンドコレクション。

ループフレーズからワンショットサウンドまで幅広いスクラッチサウンドを集めたサンプリング音源集です。

http://www.digloops.com/index.php?main_page=product_info&products_id=277
 


 

―― 一番影響を受けたアーティストは?
Organ:このアーティストというのはないですが、
MOWAX周辺カナダやAnticonなどのアンダーグラウンドヒップホップ
や映画音楽、ビート文学などに影響を受けたと思います。

グランジやポストロック、ターンテーブル奏者のいるバンドや
意味のわからない楽器や編成、音が極端にこもっているとか、
ライブでもよくわからないけど圧倒されて心を鷲づかみにされてしまうような
そういう表現を感じる音楽がすきです。
 


 


 


 

―― 最初にターンテーブルを買おうと思ったきっかけは?
Organ:レコードでどうしても聞きたい曲があったので購入しようと思い購入しました。

 

―― ターンテーブル以外でやったことのある楽器はありますか?
Organ:ないです。興味はありますが今更感があるので、、

 

―― 楽曲制作時の使用機材・ソフトは?
Organ:Turntableとレコード、 loopstation、 Korg zero4 、Kaosspad3、、ableton Live

 

―― お気に入りの機材、またはソフトなどありますか?
Organ:BossのLoopstation、Turntable

 

―― 今後の予定などあれば
Organ:偶数月第二土曜渋谷区円山町のBAR EAR にてLIVEしています。
実験的なライブが行われているBAR です。
有名無名問わず何か表現したい方遊びにきてください。
チャージなどはありませんのでよろしくどうぞ。

井の頭線:神泉駅より徒歩5分
JR線:渋谷駅より徒歩15分

渋谷区円山町28-8
第18宮廷マンション1階の1番奥
TEL:03-3496-7000

 

■Organプロフィール

2005年ターンテーブルを一台だけ購入に成功する。
右も左も下も上もわからないままにDJを開始。
2007年ターンテーブルが2台になる。
2台になるやいなや、活動を休止。
上京後DJ活動を再開。
が、すぐにMixをする集中力がないことに気付き、カオスパッドやスクラッチでの意味不明なDJプレイを始める。
何かが足りないと思い、即興バンドでのターンテーブルを使った活動を始める。
その後牛乳を機材にぶちまけてしまった友人の変わりに渋谷にあるbar、EARでDJをする。
オーナーでありミュージシャンの友直氏に声をかけられ楽曲提供やLIVEを行なうようになる。

rose recordよりリリースの尾崎友直のアルバム[EAR]に4曲参加
2011 秘境祭アートステージ出演、
LIVEペインターとの即興演奏イベント、
sessionバンドなどでLIVEを行なう。


2012/04/06
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「Shinji Yamashina」

 

DIGLOOPSにてチェロをフィーチャーしたチェロサウンドコレクション「Cello Sounds Ⅰ」「Cello Sounds Ⅱ」「Cello Sounds Ⅲ」をリリースしたShinji Yamashina氏にインタビューを行いました。
――音楽(楽器)始めたきっかけは何でしょうか?
Shinji Yamashina(以下Shinji): 中学に入学する時に本当は自転車を買うはずだったんだけど、そのお金で、安いガットギターを買ってギターを始めた。

 

Classic Guitar 1 Classic Guitar 2

――自転車を辞めてギターにいったのはなぜでしょうか?
Shinji:バンドブームだったし単純にモテたかったんだと思う(笑)。本当はエレキが欲しかったんだけど、「クラシックギターを弾けないと、エレキなんて弾けないよ」と、母にいわれて、ガットギターにしました。
あの時なんで、母がそういったかはいまだにわかんないけど、おかげで、この歳になって気がつくとエレキよりガットのギターの方が俄然好きになっちゃった。

 

――なるほど。今回DIGLOOPSにてチェロのサンプリング音源を制作されてますが、最初ギターを始めたのにチェロを演奏するようになったきっかけは?

Cello Sounds Ⅰ Cello Sounds Ⅱ Cello Sounds Ⅲ

Shinji:ギターって、コードが弾けるので、「面」のイメージなんですよ。
野球が「線」であるバットで、球を打つのに対し、テニスが「面」であるラケットで球をうつイメージ。それがすごく嫌になって、「線」で音楽をやりたいと思ったのがきっかけ。
それで最初はウッドベースをやってたんだけど、今度はもっとカウンターの楽器がやりたくなって来た。
トランペットもやってみたけど、なんか息を吹いて音を鳴らすのに違和感があって。僕にとって楽器が身体に近づきすぎると、ちょっと違うかなぁーって。それでチェロを始めた感じ。

 

――好きなチェリストは居ますか?
Shinji:チェリストの生き方としては、パブロカザルス。
おじいちゃんで、若い姉さんと結婚してるあたりも最高!(笑)あのリズム感はラテン民族ならではなのかな。
只、よく聞くのは堤剛さん。一つ一つの音に乗っている意志が半端ない。うまさではなく、音の存在の強さに魅力を感じる。もちろん、めちゃくちゃうまいんですけどね。

 

――チェリストとして一般的に知られているのはヨーヨーマとかでしょうが、ヨーヨーマはどうですか?
Shinji:ヨーヨーマはテクニックと、音のきめ細かさは抜群だけど、ちょっとうますぎる。
これはきっと僕の問題なんだろうけど、どうしても耳で聞いてしまう。体で感じる前に、技術が高すぎて耳が過剰に反応しちゃうのよね。

 

――チェロは独学で始めたんですが?それとも誰かに師事したりしたのでしょうか?

Shinji:独学です。YouTube とか観ながらね(笑)でも、機会があればちゃんとしたクラシックの人に習ってみたいし、独学がいいとは思っていないよ。習うのが必ずしもいい訳じゃないしいろんなタイミングかな。
でも習うならできるだけ優しい美人に習ってみたいね(笑)

 

――チェロを演奏する面で苦労はありますか?
Shinji:どんな楽器でもそれなりの苦労があるので、特別チェロで苦労したことはないかな。
弓で弦を弾くってけっこう繊細で、ギターとかをピチカートするのに比べると、精神的な緊張や、集中力なんかがダイレクトに弓に伝わって、音そのものがちゃんとならなくなる場合があるので、弾く前に自分自身を良い状態に持っていくのは気を配ってるかな。

 

――そういえばShinjiさんは二胡の演奏もされるんですよね?
Shinji:そうですね。二胡もやってました。でも今はチェロがメイン。あとピアノも触るかな。。。只、一番うまいのはギターかもって最近思う。

 

Electric Guitar 1 Electric Guitar 2

――作曲するときはどんな風にすすめていきますか?
Shinji:とても極端で、漠然と楽器を持ってキーだけ決めて、ドーンって録音しながら弾いちゃう。この時は、まず曲名が先に決まってないと失敗する。
あとはどんなアレンジでやるかとか、楽器編成とか考えずに、ピアノ一本で楽譜書いて作曲する。これはどっちかっていうと、転調とか、和声とかで遊びたい時にやる。「作曲」ってかぎカッコを付けるのはこっちの方法かな。

 

――soundcloudにアップしているShinjiさんのトラックの中で一番のおすすめは何ですか?
01 MACONDO by shinji yamashina

Shinji:ギターと、チェロとピアノを全部自分でやってるんだけど、全部楽器が、同じ方向を向いていて、一番自分の思う音楽に近いのかなぁと。

 

――ちょっと話しは変わりますがこれからの時代、アーティストが生きていくうえで必要なものは何だと思いますか?
Shinji:愛ですよ。愛。それも美人の。
あとはワイン。

 

――ありがとうございました。では最期に今回DIGLOOPSにて発売「Cello Sounds」についてなにか伝えたいことはありますか?
Shinji:チェロっていう楽器は、ミックスの時とかにとても苦労すると思います。
なんせ混ざりにくい。でも、うまくやればシンセでは絶対出せない音圧が出るので、是非挑戦してみて下さい。あと、SOUND CLOUD気に入ったらフォローよろしく。

http://soundcloud.com/7th-hospital