2012/11/17
投稿者:DIG LOOPS INTERVIEW

ARTISTインタビュー「Ryoma Maeda」 ///前編

world’s end girlfriendプロデュースによりVirgin Babylon RecordsよりリリースされたRyoma MaedaのNEWアルバム「FANTASTIC SUICIDE」のオープニングトラックでもある「I Want To Your Joke」パラデータをリミキサー・トラックメーカーの為にDIGLOOPSにてフリー配信中(終了しました)のRyoma Maedaへトラック制作の秘密と解き明かすインタビュー前編!
 

 
■I Want To Your Jokeパラデータフリーダウンロード(終了しました)
 
■アルバム購入
オフィシャル / Amazon / Tower records / HMV /

 

 


 
–初めて買ったシンセは何ですか?
Ryoma Maeda(以下Maeda):YAMAHAのV50ですね。FM音源とシーケンサーの付いたワークステーション型でした。

 
–それが初めての打ち込み体験となるわけですか?
Maeda:いや、初めて手に入れたシーケンサーは中学生の時に買ったYAMAHA QY10でした。大きさがVHSのビデオテープサイズという・・・・。
僕の住んでたとこは離島で楽器店がなかったので通販で買ったんですが、QY10が届いたその日はちょうど風邪をひいてて寝込んでいたんですが、
あまりの嬉しさに寝床から起きて夜遅くまで打ち込みをやったの覚えてますねー(笑)それで風邪が治りました。

 
–その頃はどんな曲を作っていんたんですか?
Maeda:YMO全盛の頃は全然世代ではないんですが、YMOが再結成した頃だったのでYMOのパクリみたいなもんです。
高校生ぐらいからはインダストリアルが全盛だったのでその辺りからハードな方向が好きになってきました。
あ、今思い出したけどSoft Balletの藤井麻輝とBUCK-TICKの今井寿がやってたユニットSCHAFTがすごい好きで、
歌モノ作るときは基本ボーカルにZOOMのマルチエフェクトでディストーションかけてました!!(笑)

 
EeLの「Little Prince」とかのボーカル処理はその頃からの影響でしょうか?
Maeda:まさに!その通りです。歪み系のエフェクトが好きでついつい色々なものにかけてしまいます。

 
–歪み系でお気に入りのプラグインとかありますか?
Maeda:Plus-tech squeeze boxのハヤシベくんとTropico Qやってるときに教えてもらったんですが、SoundToysのDecapitatorとか好きですねー。
今回の「FANTASTIC SUICIDE」のトラック制作でも結構使ってます。

 
–ニューアルバム「FANTASTIC SUICIDE」の制作ではどんなシンセを使いましたか?
Maeda:ピアノ系はほぼMOTIF-RACKです。ピアノ系はYAMAHAが一番好きです。あと実はフリーのソフトシンセも結構使ってて、有名なソフトですけど、Synth1は歪ませたシンセの音にして使ってます。
あとフリーソフトではE-MUのProteus VX。そのままではちょっと音薄いかなーってとこもありますが、コンプで持上げたり、またまた歪ませたりして使ってます。
かっこいいトラックにできるかどうかは、フリーなソフトだろうが高価なソフトだろうが結局は使い方しだいだと思っているので特に分け隔てなく使ってます。

 
–トラック制作の手順は色々だと思うんですが、ちなみにDOGLOOPSでパラデータフリー配信中(終了しました)の「I Want To Your Joke」はどのようにして生まれましたか?
Maeda:あれはまずメインとなる主題メロ6小節Aパターンをピアノで弾いて作りました。なんでメロに若干ブルーノートが入っているのは手癖的なものですね。アレンジイメージとしてはなんとなくアメリカンルーツミュージックの雰囲気は頭の中にあったのでウッドベースとドラムを仮で入れて、ある程度その6小節で全体の雰囲気を作りました。
その後、展開がほしいので8小節の展開Bパターンを考えて、あとはバンド的な発想でAパターンとかをBパターンの進行の中で楽器のソロ回し的なものを入れていきました。
最後に盛り上がって大団円にしたかったのでボーカル入れるアイディアを最後の最後に思いついて、ついでにジャクソン5の「I WANT YOU BACK」を引用したメロを入れたら面白いんじゃなか、と思って入れてみたらピッタリで、コレだ!とアガりました。

 
–トラック制作のペースは早いほうですか?
Maeda:人のペースがどれくらいかわかりませんが、毎回めちゃくちゃ悩みます。サクっと出来上がることはほぼないです。只、どんな曲でもコレだという、、、
なんというかブレイクスルーの瞬間が必ずトラック作ってるとあって、それが来てからはご飯食べるのもトイレ行くのもめんどくさくなるくらい集中して何時間もぶっ続けで一気に作っていきます。その領域に入るとある意味早いです。

 
–トラック制作にこれは欠かせないという必要なものはありますか?
Maeda:3つあって、一つ目はバランスボール。数年前から椅子代わりに使ってますが制作するときに立ったり座ったり、部屋歩き回ったり、ボール蹴飛ばしたりしながらトラック作るのにピッタリで気に入ってます。

 
–2つ目は?
Maeda:YouTubeですね。イメージを爆発させるトリガーになります。昔はよくテレビ付けたままトラック制作していたんですが、最近はもっぱらYouTubeです。
自分の頭の中が情報過多のほうが制作が爆走していくんです。只、さすがにミックスとか音チェック的な作業時は他の音は消してますけど。

 
–では最後に3つ目は?
Maeda:ダサい音楽家ですね。

 
–というのは?
Maeda:もっと正確に言うとダサい音楽作ってるくせにオレのCDより売れている人たちですね!(笑)
ま、別に人に認められる事が音楽やっていることの主目的はないけど、オレの「君をのせて」のリミックスより
めちゃダサいDAISHI DANCEの「君をのせて」のリミックスのほうが多くの人に聴かれてて、知っている人も多いのか、、と思うとふざけんな!って怒りの感情が沸いてきて制作のパワーになりますね。
なのでダサい音楽家は欠かせません!

 
 

Ryoma Maedaインタビュー後編はこちら