2022/05/18 12:41

サチュレーターやサチュレーションと呼ばれるプラグイン / エフェクト、何の為に使うものか説明できますか?


”何となく音をアナログっぽく汚す為のもの”とか、、、、なんかよくわからんがいい音にしてくれるもの”いう感じでざっくり理解している人も多いかもしれません。


サチュレーターの役割を一言で言うと、アナログ機材の「歪み」と「倍音」をシミュレートして追加するプラグインです。


サチュレーターで言う「歪み」は、「歪み」と言っても、オーバードライブやディトーションといったプラグインの「歪み」のようにがっつりした「歪み」ではなく(明確に定義はないですが)、音に飽和感を与える柔らかな「歪み」です。


次に「倍音を追加する」とはどういうことでしょうか?

それを理解するにはまず「倍音」について理解するのが手取り早いです。


例えば、440Hzの周波数(A4)の音を基音とした場合、2倍音は880Hzの音(A5)になります。

3倍音は1320Hzの音(E6)の音になります。

実際、私たちの聞いている音は、基音だけでなく、基音に対し様々な倍音を含んだ音が鳴っています(実際聴覚上聞こえないものも含めて)


サチュレーターはこのような倍音を豊かにすることで、音に太さを感じさせるような効果を与えます。


以上のようなことを踏まえて、全体的にざっくり言うと、サチュレーターは音をアナログ的な太い豊かな音にする役割を担ってます。