2025/05/20 13:36

そんな悩みを抱えるDTMerは少なくありません。この記事では、音楽理論を学びすぎてかえって制作が停滞する「理論ガチ勢」の落とし穴と、DTMerが実践で意識すべき考え方を解説します。
① 音楽理論を学ぶことの落とし穴あるある
・理論は「答え」ではなく「傾向」
→ 音楽理論はあくまで“後付けの分析”。創造のためのルールではない!と考えるべきです。
・理論に縛られて「自由な発想」ができなくなる
→ 例えば「このコードはドミナントじゃないからダメ」と思ってボツにしたりする。なんてことありませんか??
・創作の初期段階で理論を持ち出すと、アイデアが止まる
→ いきなりダイアトニックコードを当てはめようとするのはNG。。。などなど・・。
② よくある「理論ガチ勢の失敗例」
● すべてダイアトニックコードで作ろうとして退屈な曲になる
→ 「間違ってないのに面白くない」曲になりやすいはず?!
● 複雑なコードや転調を入れたがって、曲が破綻する
→ 聴き手視点を忘れがち。独りよがりになってしまう。思い当たる?!
● リズムや音色には無頓着で、和声だけで勝負しようとする
→ DTMは音色と質感が命。理論だけでは完結しない。。。。
③ では、DTMで活きる「音楽理論」の使い方とは
・アイデアが出ない時の“ヒント”として使う
→「マンネリしたな…」と思ったら代理コードを使ってみる、など。
・耳で気持ちいいものを、あとから理論で確認するくらいでいい
→ 作ってから「これはモーダルだな」と気づくくらいがちょうどいい。と考えて使う。
・ジャンルに合わせた“実用的な理論”を重点的に学ぶ
→ EDMならモーダルミックス、J-POPなら王道コード進行、など。
④ DTMerに必要なのは“耳と感覚”の訓練!!
・理論よりもまず「好きな音」を探す習慣をつけよう!
→ どんなコードも、“気持ちよく聞こえなければ意味がない”。
・耳コピや既存曲分析で“理論と感覚”を両立させよう!
→ 感覚と理論がセットで積み上がると、引き出しが増える。
【結論】つまり、理論は“味付け”であり、“メインの材料”ではない
音楽理論は確かに便利なツールです。でも、使いどころを間違えると、逆に創作の足を引っ張ってしまうこともあります。
DTMerにとって大切なのは、耳と感性、そして何より「楽しさ」。
理論は、その楽しさをサポートする“補助輪”として使っていきましょう!!
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