2025/05/27 15:14

「グラニュラーシンセ」という言葉を聞いたことがありますか?シンセサイザーの一種である「グラニュラーシンセシス」は、従来のシンセとは全く異なる音作りの方法を持ち、独特のサウンドを生み出すことで人気があります。この記事では、その仕組みと魅力をわかりやすく解説します。
グラニュラーシンセの基本概念
グラニュラーシンセシス(Granular Synthesis)は、「音を粒(グレイン)」として扱うシンセサイザーの手法です。通常のシンセでは波形(サイン波や矩形波など)を基に音を作りますが、グラニュラーでは録音された音やサンプルを数ミリ秒単位の「小さな断片」に分解し、それらを再生・操作して音を作ります。
この「粒(グレイン)」は、1つ1つがごく短い音の破片で、数ミリ秒から数十ミリ秒程度の長さです。これらを大量に重ねたり、ランダムに再生したりすることで、ざわざわとしたテクスチャーやドローン、夢幻的な響きを作り出します。
代表的なグラニュラーシンセ
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Ableton LiveのGranulator II
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Native InstrumentsのForm
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Arturia Pigments
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iPadアプリのBorderlands Granular
これらのソフトやハードを使えば、誰でもグラニュラーシンセシスを体験できます。
まとめ
グラニュラーシンセは「音を分解して再構築する」ユニークな手法で、これまでにない音の世界を切り拓きます。音作りの幅を広げたい人、サウンドデザインに新しい刺激が欲しい人には、ぜひ試してほしいシンセです。
あなたもグラニュラーの粒の中で、新たな音の宇宙を探検してみませんか?